トヨタホームとミサワホームの住宅問題の背景


三沢千代治・ミサワホーム創業者のミサワホームがトヨタ自動車に取られたいきさつ三沢さんの無念の思いを書く。
トヨタにも三沢さんの反論も聞いて書く。



中央青山は何故、半月で決算を変えたのか?

今でも何故監査法人の中央青山が、ミサワホームの05年3月期の中間決算を下方修正したか、不明なこととして残っている。
04年11月19日に1年間の通期で経常利益220億円、税引き後100億円が、半月たった12月7日に修正されて経常利益は変わらなかったものの、税引き後の利益は5・5億円と20分の1に減った。この理由についてミサワホームは
 「当社とUFJ銀行がトヨタ自動車に支援要請をしたことから、長期間の回収を見こんでいた債権を短期間に回収するという方針に変更した。この結果、特別損失に貸し倒れ引当金繰入額204億円を計上した」
 と発表した。この時点では産業再生機構に支援要請をした、ということは否定している。決算に付いてはミサワホームの経理部が担当し、監査法人が承認しなければ発表できない。
中央青山監査法人の上野理事長と三沢氏は父親の代から親しかった。上野理事長は長野県・松本市の出身で父親も公認会計士であった。三沢ホームだけでなく子会社で上場した10社とM&A(企業買収と合併)で手に入れた6社も中央青山に見てモもらっている。三沢氏は
 「上野さんは名門の出身で人柄の良い。今まで面倒を見たと思っている。営業に強いと言うことの評価があって理事長になったと聞いている」
 と話している。

 三沢氏は中央青山がカネボウの粉飾決算で公認会計士が4人逮捕されるなどして問題が出た後の5月11日に千代田区永田町にある「山の茶屋」で、担当の黒田理事と会った。この席では4人いたのでどうして決算を変更したのかは、十分に聞けなかった。ただ、三沢氏の「あの時点でどうして決算を変えたのですか」という質問にはっきり答えなかった。このため翌日に電話して2人で会おうと言った。ところが上野理事長は「忙しくて会えない」と言うばかりだ。夜遅くても良いと言ったが、それでも「無理だ。私は理事長を辞めるので手続きがあり、忙しいのです」と答えた。今までにないことである。5月27日に理事長は奥山氏に変わった。奥山氏は産業再生機構の委員をしており、竹中金融担当相(当時)と親しい。
 
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阿部和義著書


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