創業者のいないミサワホームの経営悪化

 三沢千代治さんは03年12月にUFJ銀行の指導で社長を辞任し、名誉会長になった。UFJ銀行の当時の寺西頭取、岡崎副頭取、早川常務は「経営責任はない。また、三沢さんに経済的に負担を掛けない」ということで、三沢さんも同意していた。ところが三沢さんが辞めた途端に三沢さんが大株主だった環境建設(東証二部上場、元石原建設)を倒産させた。(04年4月)。産業再生機構は再建が可能である、といっていたが、水谷和生社長が断った。UFJ銀行から来た水谷社長は「私の使命(ミッション)は経営をすることでなく整理をすることだ」と宣言していた。経営はミサワホームのプロパーに任せると言うことだった。ところが水谷社長はUFJ銀行の言いなりで、三沢さんを経営から離れるように追い込んでいった。

 ミサワホールディングス(HD)は05年度の中間決算で売上は前年同期に比べて7%、営業利益は33%と大幅に落ち込んでいる。トップメーカーの積水ハウスは売上で17%、営業利益で25%の増収増益に比べると落ち込みが大きい。

 ミサワHDでは「丸三(み)」と「丸三(さん)」という派閥が出来ている。「丸み」は三沢さんについていくグループで「丸さん」は三和銀行から来た派につくグループである。三沢さんは「サラリーマンですから皆自分がかわいいので上司の銀行から来た人になびいてしまいます。こうした社内の空気が業績の足を引っ張っているのではないですか」と分析している。

 みさわHDの通期の見通しも売上は前期比15%のマイナスで営業利益は4%の増益と言う見通しを立てている。トヨタ自動車から来た中神専務も頑張ってるが、ミサワHDになじむには時間が掛かりそうである。

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